■「ガンニバル」とは
「ガンニバル」は、累計200万部を超える二宮正明の大ヒット漫画シリーズを実写化した作品。のどかな村「供花村」に駐在として着任した警官・阿川大悟(柳楽)が、“この村では人が喰われているらしい…”という、恐ろしいうわさの真相を探る物語だ。ディズニープラスの「スター」日本発オリジナルドラマシリーズとして、12月28日(水)より独占配信予定。
主人公・大悟の妻・有希を演じる吉岡は、これが2度目の母親役。今作の役作りについては「村に訪れて、ある種巻き込まれていく役なので、どの程度違和感を感じていけばいいのか、すごくさじ加減が難しいと言いますか…」と前置きし、「私は一番真っ当なタイプの人間として描かれていくキャラクターを演じていたんですけど、周りのキャストの皆さんが本当に濃いんですよ。みんなが怪しく見えてくるという、その“怪しさ”の中で家族を守ろうとして、普通に生活しよう、正常でいようと努めていく。私自身だったらすぐに引っ越しちゃうなと思いながら演じていました(笑)」と率直な思いを交え、振り返った。
■キャスト同士の質問コーナーも
今回のイベントでは、登壇者から別の登壇者へ質問する「質問コーナー」も実施された。吉岡は、有希の娘・ましろを演じた志水を指名し、「撮影期間中は夏だったので、まだ小学生だけど夏休みに撮影されていたわけなんですけど、冬休みの楽しみはありますか?」と質問する。
それに対し、志水が「本が好きなので、図書館にいっぱい行って本を読みたいと思います」と元気よく回答すると、見つめながら答えを聞いていた吉岡は、思わず「はぁ〜かわいい!」と満面の笑みを浮かべ、「最高ですよね。もう私からも本をギフトしたいです」とデレデレ。
一方、志水からも吉岡に質問が。「撮影中に誕生日だった私にすてきなプレゼントをありがとうございます。(吉岡の)お誕生日のプレゼントは何がもらいたいですか?」と真っすぐな目で吉岡に問い掛け、吉岡は「これは心音ちゃんからもらえるっていうことで良いですか?(笑) 私が心音ちゃんからもらいたいとしたら、最近久しぶりにディズニーランドに行きまして、めちゃくちゃ楽しくて、こんなに楽しかったんだってあらためて楽しさを知ったんですけど、ディズニーデートを一緒に行く時間が欲しいです」と“技あり”の回答を。
これには志水もうれしそうな表情で「一緒に行きましょう」と即答し、吉岡は「わ〜い!やった〜!」と喜ぶなど、ほほ笑ましいやりとりを展開していた。
また、「ガンニバル」の魅力を一言で表すとしたら?という質問にそれぞれフリップを使いつつ答えるコーナーでは、吉岡は「轟」と記載。
その理由を「後藤家の皆さんもそうですし、私たち阿川家、主人公の大悟のことを考えて決めたんですけど、みんな頭の中でとんでもない音量で叫んでいたりとか、わめいていたり。高杉さんが演じられる少年は物語が進むに連れて、彼の叫びも聞こえてくると思うんですけど、本当にそれぞれのキャラクターが頭の中ですっごい音量で何かを訴えているような感じがしまして」と説明。
続けて「静かで、すごくきれいで穏やかな村なんですけど、私は撮影期間中、ずっと轟音みたいなものが聞こえてくるような現場だなと感じたので、皆さんも物語を見ているとだんだん怖い音が聞こえてくるんじゃないかなと思って、これにしました」と話し、他のキャスト陣も納得の表情を浮かべていた。
◆取材・文・撮影=ブルータス海田