俳優吉岡秀隆(52)と女優柴咲コウ(41)が28日、東京都内で映画「Dr.コトー診療所」(中江功監督)の地域医療支援チャリティー上映会に出席した。上映会には天皇、皇后両陛下と長女・愛子さまがご臨席になり、一緒に鑑賞した吉岡はあまりの緊張に「ふわふわした」と感想を語った。
漫画家・山田貴敏さんの人気作「Dr.コトー診療所」が原作。東京から離島に赴任してきた外科医“Dr.コトー”こと五島健助(吉岡)の奮闘や島の人々との触れ合い、離島医療の現状を描く。2003〜06年にかけフジテレビ系で連続ドラマ、スペシャルドラマとして放送され、人気を博した。
今作は16年ぶりの続編として映画化され、吉岡や柴咲ら主要キャストが再び集結。柴咲は看護師でコトーの妻となる彩佳を演じた。今月16日に初日を迎え、27日までの12日間で観客動員数83万人、興行収入11億円を突破している。
上映会の収益の一部は、へき地への医療提供を事業とする公益社団法人地域医療振興協会に寄付される。
上映後、吉岡や柴咲らは天皇、皇后両陛下と愛子さまと歓談。吉岡は愛子さまの感想がすばらしかったと絶賛したが、内容については「緊張のあまり半分くらいしか…。とてもいいことをおっしゃっているなということだけは覚えている」と話した。さらに「ふわふわした。心が洗われるというか、お話ししているうちに浄化されるような不思議な感じ。愛子さまに『吉岡さんのふわっとした雰囲気がコトー先生にぴったり』と言われ、さらにふわふわした」と話し、笑わせた。