29日、日本の伝統ある劇場芸能を助成・振興する松尾芸能振興財団による「第45回 松尾芸能賞」の発表と授賞式が行われ、俳優の古田新太さんが演劇部門の優秀賞を受賞しました。古田さんは、出演している連続ドラマ「不適切にもほどがある」が最終回を前に注目を集めている中での受賞となりました。
古田さんは登壇すると「どうも、古田新太です」とにこやかに挨拶。「まずこのような席で帽子をかぶっていることを申し訳なく思っております。」と切り出すと「実は10日前、家で酔っ払ってすっ転びまして…コンロに頭をぶつけまして、ここ50針縫っております。」と、帽子のかぶり際を指さして、苦笑いで内情を明かしました。
主に「劇団☆新感線」の舞台演劇での活躍を理由として受賞した古田さんは「今でこそ “小劇場” とか “インディーズ” とかって言われてますけども、元々アングラの劇団の人間です」「ずっと小っ恥ずかしい芝居ばっかりやってきてまして、もうすぐ60になろうとしてますけども、これからもまだまだ、小っ恥ずかしい芝居をやっていこうと思っております」と心中を明かしました。そして「これで褒められたんだから、もうちょっとやってて良いんだなと思っております。よければ、また褒めてください」と、今後への抱負を軽やかに語りました。
古田さんは登壇後の囲み取材で「筋肉も縫わなきゃいけなかったんで、皮膚だけじゃなくて。それがちょっと大変だったんだけど、今はもう全然酒飲んでるんで」とあけすけに語りました。さらに「マネージャーから止められてんですけど、怪我した写真、持ち歩いてるんですよ。飲み屋でウケるんで」と、取材陣を驚きに包んでいました。
【担当:芸能情報ステーション】