社会学者の古市憲寿氏(39)が30日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月〜金曜前8・00)に出演。立憲民主党の蓮舫参院議員(56)=東京選挙区=が27日、党本部で記者会見し、6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選に無所属で立候補すると表明したことに言及した。
立民、共産両党が蓮舫氏を、無所属で3選出馬の意向を固めた小池百合子知事(71)は自民、公明両党が支援する方向で、与野党対決の構図。
トレードマークの白のスーツで会見に臨んだ蓮舫氏。開口一番、自民派閥による裏金事件に触れ「この自民党政治の延命に手を貸す小池都政をリセットする先頭に立つのが私の使命」と宣言するなどした。
古市氏は「蓮舫さん、会見でも生き生きしてて、それは凄くスタイリッシュって意味では新しい風ということでいいとは思うんですけど、まだ政策がよく分からない」と指摘。
そして「小池都政をリセットするとは言っているんですけど、小池都政って当然いいことも悪いこともあったわけじゃないですか」とし、「例えば、僕は小池都政のコロナ政策は全く支持していませんし、世の中をあれだけあおって、映画館とかデパートとかを閉めようとしたりとか、戦後最悪の政治家の1人だと僕は思っているんですけど、でも、そんな小池都政でもいいところはいっぱいあったわけですよ、教育とか貧困とかアートスト支援とか、そういうこともすごいたくさんやってきた」と話した。
そのうえで「では、蓮舫議員は小池都政のどこをリセットしたくて、どこをリセットするべきではないかということがあいまいだから、結局このままでいいんじゃないかなって会見を見て思っちゃったんですね」と自身の受け止めを述べ、「まだそういう政策の議論になっていないですから、それが今後どうなってくるのかってことは注目だなって思います」と話した。