アニメ映画「銀河英雄伝説」の一気見イベントが20日、都内で行われ、声優堀川りょう(64)井上和彦(68)古川登志夫(76)がトークセッションを行った。
「銀河英雄伝説 わが征くは星の大海 4Kリマスター」(30日公開)が最初に公開されたのは88年。
堀川は「当時はストーリーのキャラクターを生きることで精いっぱい。結果的にどんな声になってるかは、怖くて聞けなかった」と話した。
井上は「30代半ばぐらいで一番楽しい時期。脂が乗りきってる先輩がいっぱいいて、楽しい時期でした。先輩の背中を見られて幸せでした」。
古川は「神谷明さんと井上和彦とオーディションで負けるの嫌だったなあ」と、人気声優がひしめいていた当時を振り返った。
劇場には若い世代の観客が多く見られ、堀川は「これからもずっと、こういう感動をジェネレーション超えて伝えていけたらと思います」と話し、井上も「三十数年前に作り出したものがいまだにみなさんに愛されて、発見がある。これからも末永く見返してください」と呼び掛けた。
4Kリマスターでの公開に古川は「最新作のようなクオリティーで、もう1度見られるのはうれしいです」と喜んでいた。
「銀河英雄伝説 新たなる戦いの序曲 4Kリマスター」は来年1月13日公開。