作家の森村誠一さんが24日、肺炎のため都内の病院で死去した。90歳だった。森村さんの小説「地果て海尽きるまで 小説チンギス汗」(2000年)が原作の映画「蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜」(澤井信一郎監督、07年公開)で主演を務めた俳優・反町隆史がこの日、追悼コメントを発表した。
同作で主人公テムジン/チンギス・ハーン役を演じた反町は「ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます」と追悼。「映画『蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜』の撮影ではモンゴルまで激励に訪れ、原作に込めた想(おも)いを熱心に話してくださいました。胸が熱くなったことを覚えています。テムジンという役に新たな魂を吹き込んでくださいました。心よりご冥福をお祈り致します」と故人への感謝をつづった。
同作は、「モンゴル建国800年記念作品」および「角川春樹事務所創立10周年記念作品」として、日本とモンゴルの合作で製作された。