女優の南野陽子(55)が、2日放送のNHK「ファミリーヒストリー」(金曜後10・00)にゲスト出演し、自身のニックネームにまつわる偶然に驚く一幕があった。
著名人の家系図をたどり、そのルーツを探る番組。父方のルーツは兵庫県で、もともとは農業と馬の仲買で裕福な生活だったという。しかし、南野の曽祖父がばくちで借金を負い、その清算のために資産を売る事態に。大阪へ移って再出発を図ることになったという。
取材スタッフは南野の父のいとこで、今も兵庫県に住んでいる女性を取材した。スタッフから「“ミナミノ”家も大変だったんですね」と尋ねられると、女性は「うちね、“ミナミノ”家ちゃうねんで。うちらは。“ナンノ”がホンマやねんで?ナンノが」と衝撃告白した。
南野の4代前までの先祖は、兵庫で“ミナミノ”ではなく、“ナンノ”の名字だったという。曽祖父が、大阪での再出発を機に、名字の読みを“ミナミノ”に変更。南野のアイドル時代からの愛称“ナンノ”はくしくも、本来の名字と同じ読みだったという。
南野は「みんな呼びやすいので、“ナンノ”とは言われてましたけど」と説明しつつ、名字の読みについての事実については「知らなかったです」と素直に告白した。MCの今田耕司が「もともとが波瀾万丈のスタートというか」と、借金からの大阪転居に触れると、南野は「そういうところも、こういう(芸能界の)お仕事ってうまくいくかも分からない、そういう(血が)流れてるのかなって気がします」と、不思議と納得している様子だった。