ＡＫＢ４８の柏木由紀（３２）が１６日、横浜のぴあアリーナＭＭで卒業コンサートを行った。１５歳から在籍し、青春の全てをささげた１７年間を走り抜けてきたアイドル活動にピリオドを打った。終演後、報道陣の取材に応じた柏木は、「ホッとしました。一安心です。集大成のコンサートで緊張していました。この日が最も幸せな一日でした」と笑顔がこぼれた。
コンサートを振り返り、「ファンの方が求めているもの、柏木由紀の１７年間を表現しました。想像よりもむちゃくちゃ楽しかった。ファンがキラキラした笑顔で見つめてくれていて、私を引き上げてくれました。やり切りました。アイドルは私にとって天職でした。自己採点は１００万点です。悔いはありません」。駆けつけたＯＧについては「１人ずつに連絡を取ってお願いしました。高橋みなみさんは卒業発表してから、一番に連絡をくれて。後輩の顔を私もできて、うれしかった。前田敦子さんからビデオメッセージもいただけたし、これまででは考えられないです」と話した。
現役メンバーに対しては、「私がＡＫＢの時代をちょっとでもつなぐ役割を担えたかな。明日もみんなコンサートある中、盛り上げようと頑張ってくれて。みんなすごく泣いてくれていて、すごくうれしかったです。もし私のアイドル活動記録を超えようとする子がいるなら応援したいです」とすがすがしい表情を浮かべた。
今後の芸能活動に関して、柏木は「私のことを応援しているファンの前では、アイドル活動は続けたいです。歌うことは続けたいです。肩書きは臨機応変に変えるかもですが、『やっぱりアイドルが好きなんだね』と言われる活動は続けたい」と話した。
恋愛解禁に関しては、「結婚できたらいいけど…。周りからは『結婚できない』と言われている。でも、ここから頑張りたい気持ちはある。（お相手は）募集中です。同期とか近くのメンバーが子どもを産んだりしていて、いいなと思うので、自分の幸せを見つけたい。結婚したいと思う人が現れたら結婚したいです。でも、結婚できなくても『ずっとアイドルを続ければいいかな』って思ってます」とおちゃめに笑った。
