吉本興業創業110周年記念の特別公演「伝説の一日」の3日千秋楽の2回目公演が、大阪・なんばグランド花月(NGK)で行われ、お笑いコンビ「千鳥」が出演した。トリを務めた「博多華丸・大吉」の前に出演。千鳥らしいアットホームな空気感で漫才を披露し、満員の観客を笑わせた。
終了後に取材に応じ、ノブ(42)は「いつものNGKより、若いお客さんが多かった。元気なお客さんでやりやすかった」と感想を語り、「香盤表をみてても凄いメンバー。伝説の一日やなと思った」と特別な1日を身に染みて感じた様子。
一方の大悟(42)は「今もまだ考えてる。伝説になれたか」と突然語り出した。「そんなん考えてんのおまえだけや」などとノブにツッコミを受けても動じず、「良い意味で、途中から記憶ないです。この後じゃないですかね、伝説になれたかどうか、ジワジワくるのは」と語った。
「伝説」にまつわるエピソードを聞かれると、大悟はさらにヒートアップ。「10年前の伝説の一日が、伝説の一日だったと思います。それを10年後にまたこうやって伝説の一日で、NGKという漫才の殿堂で漫才ができた。みんなが集まって総決算、これが吉本の強み。これがすべて伝説じゃないでしょうか」と演説のように語り、ノブは「熱い社員みたいになってる」とあきれた様子だった。
「ようやく吉本の一員になれた気がする」という大悟に、報道陣も「伝説になったと思えるのはいつになる?」と質問が飛んだ。大悟は「きょう劇場に来てくれたお客さんたちが、夜に食事した時に“あ〜、千鳥伝説になってたね”って言い出したときでしょうね。自分で決められることじゃない。お客さんあっての漫才師やから。お客さんが決めること」と最後までその姿勢を貫いた。