吉本新喜劇の千葉公平(48)が26日、大阪・なんばグランド花月で初の主催公演「千葉ちゃんと新喜劇ver.弐」を開催した。座員で妻の鮫島幸恵(34)も出演。10月出産予定で、“親子3人”仲睦まじく記念の舞台を踏んだ。
4年前に一念発起して関東から大阪へ移住。吉本新喜劇に入った。ただ「大阪はお笑いの本場という感じがしていたし、お客さんも東京の芸人に厳しい」という体感があったため、すぐに本来の力を発揮できず「最初はスベり倒していました」と振り返る。一方で「こちらの方がセカンドチャンスというか人情味があったのも事実。東京の方がシビアというか、テレビの特番で一度スベったらもうチャンスないということはけっこうありましたから」と、次第に大阪の空気に体がなじんでいった。
ゼロからのつもりで新喜劇に入ったため、1年目の時は「新人と同じ気持ちでやろう」と心に誓った。「楽屋の掃除からやりましたね。週の最後に掃除をして、朝少し早めにきて洗面台をきれいにしました。舞台袖でも1年間は椅子に座らず、ずっと立ってました。そういうこともしっかり経験しておきたいと思ったんです」
並々ならぬ気持ちで入った吉本新喜劇。その気概は劇団内外に伝わったのだろう。出番はどんどん増えた。ファンの支持も集め、昨年行われた「吉本新喜劇座員総選挙」で2位につけた。
そして念願だったNGK公演。妻の鮫島は「20日くらい前からずっと緊張してました」と家での千葉の様子を明かし、千葉は「引っ越したばかりなんですけど、ぼくのためにダンボールとかすべて片付けてくれて、集中しやすい状況をつくってくれた」と内助の功を披露してのろけた。
鮫島のお腹は少しふっくら。「もう音も聞こえているって聞きました」と話す鮫島に、千葉は「じゃースベったのも聞こえてたのかー。困りましたね」と頭をかいていた。