大麻取締法違反の疑いで逮捕された俳優永山絢斗容疑者(34)が出演した映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編〜決戦〜」(英勉監督)の公開記念舞台あいさつが1日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、主演の北村匠海(25)や山田裕貴(32)らメインキャスト10人が勢ぞろいした。
映画は6月30日に公開された。永山容疑者の逮捕により公開が危ぶまれた中、北村は「やっと公開できたというより、公開できたことに感謝しています。皆さまのおかげで公開できた、という思いに尽きます。胸が熱くなる思いです」などと感慨深げに話し、頭を下げた。
山田も「匠海っちと一緒です。皆さんの声があったから公開できたと思います。ありがとうございますしか出てきません」と観客に感謝を伝えた。
映画は北村演じる主人公が恋人や仲間たちのために戦う、SFアクションストーリー。制作サイドは劇中で場地役を演じた永山容疑者が6月16日に逮捕されたのを受け、公開の延期や中止を含めて協議し、予定通り公開することを19日に発表した。
北村は舞台あいさつで「正直、公開がどうなるかわからず、自分を恨む時間もありました。いろいろあった後に、プロデューサーには『自分ひとりでも舞台あいさつに立ちたい』と言いましたが、これだけの仲間が集まってくれました。この映画を見てほしいという純粋な気持ちで、真摯(しんし)にマジで頑張りました。この作品を愛してくれたらうれしいです」と作品にかけた熱い思いも交えて心情を明かした。
メインキャストが勢ぞろいするイベントはこの日が最後。吉沢亮(29)は「あんなことがあって、公開がどうなるか不安もありましたが、みんなが集まってみると、普段と変わらず楽しそうにやっている感じで、このチームは強いんだな、と改めと思いました。みんなにまた会いたいです。今後もヨロシク!」と同志たちに呼び掛けた。