加藤シゲアキ NEWSメンバー脱退発表時の心境告白 舞台鑑賞後歩いて帰宅「やっぱりやりたいのかもな」

 NEWSの加藤シゲアキ(35)が31日、NHK「あさイチ」(月〜金曜前8・15)に生出演。メンバーが脱退した当時の思いを明かす一幕があった。

 加藤はNEWSとして03年にデビュー、アイドル活動をする傍ら、2011年には「ピンクとグレー」で小説家デビュー。その後も作品を発表し、2020年発表の「オルタネート」では、第164回直木三十五賞の候補にも選ばれた。同作は第42回吉川英治文学新人賞、第8回高校生直木賞を受賞した。

 NEWSは9人でのデビューだったが、メンバーの脱退で現在は3人。メンバー脱退の際には活動休止の期間もあった。「やっぱりいろんなところから集まったグループなんで、絆を深めるというかいきなり集まってるんで、個性がみんな強いんですよね。だから魅力的な分、チームワークっていうのをなかなか作りづらかったんですよね。今となってですけど」と回顧した。

 活動休止中は「仕事が月に3日ぐらいしかなくなっちゃって。みんなグループの仕事よりも個人に対して気持ちが向き始めてた時だったんですよね。で脱退するかどうかっていう時に、自分には何にもないなと思って。何を自分はやりたいんだろうって。この先どうやって芸能界で戦っていくのか。なんかアイドルってだけでどうやって戦えばいいのか分かんなくなって」と回顧。「とにかくできることを何でもやろう!みたいな気持ちに切り替えて、まあそこが小説書く一つの原動力でしたかね」と当時の心境を明かした。

 番組には加藤を良く知る人物として親友・勝地涼もVTR出演。勝地は印象に残る加藤のエピソードとして「2011年の『髑髏城の七人』っていう舞台を僕は出させてもらった時に、彼が見に来たんですって。僕はのちのち聞いたんですけど」と切り出した。

 夜公演の日だったが、「その日の夜何時かにNEWSがメンバーが2人脱退するっていうことで、4人になってしまうっていうのを世の中に発表する日だったんですね。だから本人としては凄くいろんな感情の中、舞台を見に来ていて。その時に客席で、役者たちが、まあ僕とか、小栗旬くんとか、演技をしてるのを見て、“俺はもうああいうふうにキラキラした場所には立てないのかもしれない”とかっていうのを感じたらしいんですね。みんながアクションしてるのを見て、“自分は何やってんだろう”とかっていう思いをしながら、その日劇場から自分の家まで歩いて帰ったというエピソードが凄い好きで」と語った。

 「なんかやっぱ、ちゃんと悔しいって思ってるっていうか。自分が。その時に泣きたかっただろうしとか。そういういろんな感情が湧き出て来て。一個一個ちゃんと悔しいとか思ってるから今のシゲがあるって僕は思ってるので。でもその時に続けるって選択をしたりとか、カッコイイんですよね」としみじみと話した。

 スタジオでVTRを見た加藤は「そうですね。本当に思いましたね」とコメント。「凄いカッコ良かったんですよ、『髑髏城の七人』、劇団☆新感線の舞台で。ああいうのってジャニーズも舞台で殺陣やったりアクションやったりってやる側なので、で自分はこの先どうなるか分からない中で、そういった同世代の役者たちが輝いてるのを見て、本当にうらやましいと思ったし、本当に凄いとも思ったし、なんで自分がこっち側にいるんだろうっていうのを凄い考えて」と回顧した。

 「その公演中に(メンバーの脱退が)発表だったんですよね。だから電源をオンにした瞬間にたくさん来るわけですよ。連絡が。大丈夫?みたいな」という状況だったとし、「で、自分は心配されてて。で片や自分の好きな同世代の役者さんたちは輝いててっていうので電車にも乗れなくて、1時間くらい歩きながら、そん時のネットニュースのレビューとかも読んじゃうんですよね。でさんざん書かれてて。立ち直れるか分からないけど、今はとことん沈んてみようと思いながら、考えながら。自分がその中で本当にそれでも続けたいと思うのか、もうあきらめようと思うのかっていう」と振り返った。

 当時は小説を発表することが決まっており、「作家になるっていう選択肢ももしかしたらあったかもしれないし。でもプレーヤーとしてお芝居や歌やダンスもやっぱりやりたいのかもな。俺、あっちに憧れたってことはって思ったんですよね。凄い運命的な出合いでしたね」と語った。

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