4人組ロックバンド「男闘呼組」が26日、東京・日比谷野外音楽堂(野音)で「男闘呼組 2023 THE LAST LIVE―ENCORE―」を開催。ステージではパワフルな歌声で3000人の観衆を魅了。昨年7月に29年ぶりに期間限定で復活したが、約1年の活動を終了し、解散した。
ライブの終盤、メンバーはそれぞれファンに感謝のあいさつをした。ベースの高橋和也(54)は「35年間本当にありがとうございました。この4人で会えて、みんなに会えて幸せでした。いつまでもこの瞬間を胸に刻んで忘れないようにしていこうと思います。みなさんも、きょうの日のことをずっと忘れないでほしい。ありがとうございました」。
ギターの岡本健一(54)は「皆さんの思いをダイレクトで感じたいとライブをやり続けて、きょうここ100周年になる日比谷野音に集結しました。男闘呼組は終わってしまうけど、みんなが元気なうちに解散ができることがありがたい。すごく感謝しています」。
ギターの成田昭次(55)は「35年ぶりに野音でライブができて、当時の若いころの自分たちも一緒にそうしているような感じで、こんなたくさんのいとおしい男闘呼組のファンも駆けつけてくれて、当時のことがよみがえってきている。俺たちも50代になって新しく進化した男闘呼組になって、皆さんも進化していると思う。すばらしい夜をありがとうございます。皆さんとの絆も永遠につながっていると思います」。
リーダーでキーボードの前田耕陽(55)は「最後ですけど、しんみりしたくないので明るくお別れしたい。ひと言だけ、男闘呼組に入れて最高に幸せでした。そして、このメンバーで一緒に仕事ができたことが最大の誇りで。皆さんも、僕らのこと応援してくれたことを誇りに思ってこれからも生きてください」と声を張り上げた。