同日夜、前澤氏が自身のXに投稿した全文は以下。
「本日、レース中のアクシデントによるブレーキ損傷により、ブレーキが作動せず事故を起こしてしまいました。事故後すぐに病院で検査していただきましたが軽傷でしたのでホテルに戻り安静にしています。お相手の選手も検査の結果軽傷とのことで、すでにご帰宅されたと伺っています。この度は、ご心配ご迷惑をおかけしましたこと、誠に申し訳ありませんでした。同じレースに参加していた選手の皆様、レース関係者の皆様にも心よりお詫び申し上げます」。
前澤氏はレース開始から約25分後、コーナーでインから他車を追い抜こうとしたところで接触。リスタートしたものの、直後に別の車に追突してしまった。
前澤氏の関係者はデイリースポーツの取材に対し「事故を起こしたことは事実です」と認めた。前澤氏は生命に別状はなく、精密検査のため病院に搬送されたという。現場にはドクターヘリも出動したが、関係者は「ヘリには乗っていません」と話した。
また、宮城県仙南地域広域行政事務組合消防本部によると、午後2時33分にレース関係者から119番で第1報があり、50代男性がレース中に事故を起こして胸の痛みを訴えたためドクターヘリが出動し、仙台市内の病院に搬送した。直後の午後2時40分には、事故で負傷した40代男性も胸の痛みを訴えたとの連絡があり、救急車が出動し同じく仙台市内の病院に陸路で搬送した。
同レースはフェラーリのクライアントレース部門が開催しており、30年以上の歴史を誇る世界的なレース。使用車両などが全選手同条件に設定されているワンメイクレースで、前澤氏は12日に静岡県の富士スピードウェイで行われた第2戦にも出場し、「コッパ・シェル・アマクラス」で優勝を果たす快挙を成し遂げていた。