切り立った断崖、一本橋で渡ってみて…「まるで絵画の世界」街中にトリックアート

切り立った断崖、一本橋で渡ってみて…「まるで絵画の世界」街中にトリックアート

道の駅とうじょうの休憩所には、一本橋を渡っているように見える作品がある(兵庫県加東市で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 兵庫県加東市は、目の錯覚で平面の絵が立体的に飛び出して見えるだまし絵を、市中の集客施設や公共施設などに設置する「まちなかトリックアート」を本格的に展開する。昨年試行した3か所に加え、6月1日までに6か所で実施。加東アート館(加東市下滝野)のトリックアート展示と併せて、人を呼び込む観光資源にする。(高田寛)

 トリックアートは、作品の前で人物を入れてスマートフォンなどで撮影すると、絵画の世界に入り込んだようなカットを楽しめる。市はサイクリングやウォーキングによる散策や広域周遊観光に力を注いでおり、市内に点在する「トリックアート巡り」をPRして集客に生かす。

 これまで、加東アート館のほか、県立播磨中央公園、JR加古川線滝野駅、道の駅とうじょうに、トリックアートを設置してきた。新たに、やしろショッピングパークBioビオ、社児童館やしろこどものいえ、ミナクル、神結かみむすび酒造、市役所の1階ロビーと4階通路でも、鑑賞できるようにする。

 「まちなか」の作品は、アート館の4月の展示替えで日の目を見なくなった旧作品を活用する。2023年度以降も、市中の作品を増やしていく方針。

 市内や周辺では、源義経伝説を題材にしたスマホアプリによるスタンプラリーを、市観光協会が行っている。市はトリックアートのスポットと併せて巡る周遊バスを、今秋頃にも運行する計画を進めている。

 トリックアートを地域の活性化に生かす取り組みは、岐阜県大垣市や北九州市などでも行われている。

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