9月30日に72歳で亡くなった落語家三遊亭円楽さんのお別れの会が2日、都内で開催された。
かつて円楽さんの弟子だった伊集院光(55)も登壇。伊集院は「僕は2番弟子です。一門はこの後、激しい跡目争いがあるので、そこからは離れている僕が一門を紹介します」と笑わせつつ、円楽一門を紹介した。伊集院は「円楽師匠のDNAを継ぐお手伝いを皆様よろしくお願いします」と、呼び掛けた。
伊集院は84年に円楽さんに弟子入りし「三遊亭楽大」を名乗ったが、その後に自主廃業。ラジオやテレビで活躍するようになっても円楽さんとの師弟関係は崩れなかった。
会の最後に、遺族を代表し、落語家、声優で長男会一太郎(35)があいさつした。一太郎は「あんな父になれればいいと思うくらい愛していました。面と向かって大好きだよと言えるくらいの関係、そんな父になれるってすごいと思います。親子ならではの芸談がけっこう楽しみだった。もう少し芸談をしたかった」と振り返り、「お忙しい中、これだけの方に集まっていただきありがとうございました」と感謝した。
落語、演芸関係者、政治、スポーツ関係者ら約600人が参加。