元放送作家の長谷川良品氏「諸悪の根源はキャスティング権」「夢を食い物に」テレビ界巡る問題に

元放送作家の長谷川良品氏が2日、自身のX(旧ツイッター)を更新。急死した漫画家芦原妃名子さんが訴えていた原作のドラマ化をめぐる問題など、テレビ界で起きる様々な問題について持論をつづった。

長谷川氏は「やはり諸悪の根源はキャスティング権に尽きる」と書き出し、「どの世界より強固な思いが芽生える芸能村特有の『夢を叶えたい』と切望する若手のキャリアは人質に取られやすく結果、思うがままにコントロールされ掌握。しかも『夢を食い物にする』という、その醜悪な光景はカジュアルに点在し日常として消費されている」と私見を述べた。

長谷川氏は先月29日の投稿で、芦原さんが自身の漫画「セクシー田中さん」が日本テレビでドラマ化された際のトラブルをXで報告していたことについて、「ドラマ化=『マスへの伝達をエクスキューズにテレビサイズに陳腐化』というテレビの都合に過ぎない改悪が起こる事は往々にしてある。結局その根底には原作への敬意に欠ける『ドラマ化してやる』という思い上がりがある」と指摘していた。

また、先月31日にYouTubeチャンネルにアップした動画でも「テレビマンは、ごく一部のヒットメーカーを除いては、原作者に対しても脚本家に対しても『テレビで放送してやっている』『テレビで書かせてやっている』という不遜な態度で接するところがあります」と語っていた。

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