元巨人・長嶋一茂「人生で『責任感』を勉強したの、あの1日だけ」1994年の完全試合での三塁守備にツッコミ

 元巨人内野手でタレントの長嶋一茂が20日、日本テレビ系のバラエティー番組「しゃべくり007」にタレント経験のある巨人OB3人とともに出演。1994年に槙原寛己投手が完全試合を達成した試合で三塁手を務め、「人生で『責任感』というものを勉強したのは、あの1日だけ」と真顔で答えた。

 番組では当時の映像が披露され、9回1死の場面で三塁ゴロを無難に処理したところや、最後の打者が一塁ファウルフライに倒れて完全試合が決まると、われ先にと自分がマウンドに駆けつけ、捕手を差し置いて槙原に抱きつくシーンが。

 MCのくりぃむしちゅー・上田晋也から「ピッチャーとしてはまずキャチャーと?」と素朴な疑問を向けると、投手出身の定岡正二さんは「当たり前じゃないですか。あの槙原の顔を見ました? 『何でサードの一茂が来るの』って」とお邪魔虫ぶりを指摘した。

 一茂は「オレ57(歳)だけど、あれ以上緊張したことは一度もない」と真顔で答えた。7回には深い三塁ゴロを処理したが、少し送球もそれて際どいタイミングながら判定はアウト。共演者からは「あれ、セーフでしたよね?」「危なかったよね」と突っ込まれ、映像には「一茂 難を逃れる」とテロップもかぶせられた。

 当時のチームメートだった元内野手の元木大介さんも「ふざけることはできなかった」と回顧したが、当時のベンチの空気を冗談を交えながら「一茂さんが守っているから代えた方がいいんじゃないの?」と暴露。一茂は「ばかやろう」としかりつつ、守備交代を告げてほしいとの期待を「ちょっと思った」と苦笑いした。

 この日は一茂のほか、巨人OBとして定岡さん、元投手の宮本和知さん、元木さんがゲストとして招かれた。

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