元乃木坂46で俳優の深川麻衣(32)が4日、都内で行われた『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』公開記念舞台あいさつに登場。2016年に乃木坂46を卒業した深川が、セカンドキャリアを歩むことへの不安と葛藤を明かした。
演技の仕事に専念するためにグループを深川は、当時を振り返り「意外と卒業を決めた時は、“まあなんとかなる”っていう勢いがあったんですが、お仕事を始めてすぐは、自分の中ではいろんな壁にぶつかった。グループ名という看板が取れて、個人として勝負をしていかないといけなくなった時に、俳優として経験を積まれてきた方々と同じ土俵に立つことが最初すごく恥ずかしくて」と葛藤があったことを告白。
続けて「自分は何の技量もないですし、どうしていったらいいんだろうっていうことにすごく悩んでいたので、最初の頃は悶々としていた気持ちでした」といい、卒業を決めた当初は移籍先の事務所も決まってなかったそうで「やりたいっていう強い気持ちはあったんですけど、本当にやってけるんだろうかと、先の見えなさの不安はありました」と振り返った。
同映画は、大木氏による同名実録私小説の映画化。略して『つんドル』。元アイドルの安希子(深川)は、仕事なし・男なし・残高 10万円で人生に詰んだどん底アラサー。メンタルが病み会社を辞めた安希子は、友人のヒカリ(松浦りょう)から勧められ、赤の他人の56歳サラリーマン・ササポン(井浦新)とルームシェアすることになる。一軒家で同居生活をスタートさせた安希子とササポンの、奇妙だが愛おしい日々が描かれる。
イベントには、井浦新、松浦りょう、柳ゆり菜、大木亜希子(原作者)、穐山茉由監督も登場した。