トミーズ雅は解散した和牛&プラス・マイナスを分析「4億円とか5億円を捨てた」
元プラス・マイナスの兼光タカシが2日、MBS『せやねん!』(土曜午前9時25分)に出演。Xでの不適切投稿などで吉本興業から元相方・岩橋良昌が契約解消されてコンビ解散となった後、初のテレビ出演でロケを行い心境を明かした。プラス・マイナスは昨年の上方漫才大賞を獲得するなど実力派で、将来を嘱望されていた。
この日、兼光は得意とするオール巨人、大木こだま、フリーザらの絶品ものまねを連発。巨人になりきって登場すると、「2週間前から急に暇になりまして。相方パンパンや」と言い放った後、「ピンになりまして、1発目のロケの仕事が『せやねん!』さん。ありがとうございます。舞台はありますけど、テレビはね。『せやねん!』さんが1発目。ありがとうございます」と番組に感謝。ローソンと天下一品の商品を紹介する際、「プラス・マイナスの漫才ぐらいレベル高い。(もう)おれへんけどな」と自虐コメントで笑わせた。
釣り堀ロケではフリーザとして参加し「きょうは新しい相方を釣りに来ましたよ」と宣言。その後、同行した同局・山中真アナウンサーから現在の気持ちを聞かれ、「もうやるっきゃないって感じですね」と返答。
岩橋とは解散後に話はしていないとし「電話もつながらない状態やったんですよ。みなさんがXで見てる情報と環境と僕も一緒ですからね」と明かした。
岩橋の解散宣言投稿があり、「それで僕も知りました。ああ解散なんやって。LINEはありましたね。『もうやめるわ。ごめん、今までありがとう』って。(投稿の)そのときですね」と振り返った。
予兆について質問され、「それがなかったんで驚いてますよね、ホントに。前日までは普通に漫才をして、ウケて帰って、次の日、僕もあのXで『何があったんや』って。昨日、機嫌よう漫才やってたのに、この1日、1晩で何があったんやって」と語った。
さらに、「切ないですよ。だって21年やって、奥さんですよ、みたいなもんじゃないですか。奥さんと21年結婚しててLINEで『別れよう。頑張って』って終わることなくないですか」と寂しそうに告白。山中アナから「いま岩橋さんとしゃべることになったら、まずは何を言いますか」と問われると「なんやろう」と考えた後、「何でなん」とつぶやいた。
昨年、家を購入して34年のローンが残っているという兼光は「とりあえずピンでいただいた仕事を全力で頑張っていくっていう感じで。目標はプラス・マイナスでもらっていたときのギャラを超える。じゃないともうやってられないでしょう。超えてやっと、いつか報われるじゃないですけど」と前を向いた。岩橋は2月28日のYouTube投稿で兼光への謝罪もしていた。
また、岩橋は月収200万円がゼロになったと明かしていたことについて触れた。トミーズ雅はそれぞれ『THE SECOND』『M-1グランプリ』を制したギャロップ、ミルクボーイと解散を発表した和牛、プラス・マイナスを比較。「賞金1000万円以上に吉本っていうところは絶対劇場があるし、営業があるし、漫才をやる場所があるから、20年間安泰やんか。(月収)150万としても4億。4億円をあの2組(ギャロップ、ミルクボーイ)は獲った。その逆で和牛とプラス・マイナスは4億円とか5億円を捨てたと思ってるから、それが悲しいね」と今後の稼ぎを分析・予測してコメント。
ロケ映像を見た後は、兼光のこだまのものまねを「エグいな」と絶賛し「プラス・マイナスのときのギャラを超えてほしいな」と成功を願った。アキナ・山名文和は「そもそも漫才師として、いずれNGKのトリをされる方やと思ってるぐらいすごい方やと思ってるんで。(解散まで)アッという間の2日、3日やったんで、僕らもXを追いかけるしかない。だから絶対に戻ってきてほしいですね。個人的には」と岩橋への思いを明かした。解散2日後に舞台で一緒だったという兼光については、同情の目を向けていた観客を最後には爆笑させていたと、ピンでの実力にも太鼓判を押した。ENCOUNT編集部