ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏(享年87)による性加害問題で、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会が来日し、被害者に対して25日に聞き取り調査を行った。
ジャニーズ事務所に所属していた7人で結成された「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の副代表の石丸志門氏(55)は、ヒアリング後に取材に応じ「基本的に、非常に寄りそって、真摯に重大問題として受け取ってくれた実感があります」と話した。
ヒアリングは約2時間弱で、日本人弁護士がサポート役として同席。「厳しい要請があり、細かいところまでお伝えできない。作業部会はしっかりと目を見て話を聞いてくれました」と振り返った。
性加害の問題については「心の傷を受けてしまった性被害の記憶を消すことはできない」「我々がされたことは、心の殺人だと思っています」などと語った。
国連の発表によると、8月4日に記者会見を行う予定だという。