「アンジュルム」の元リーダー・和田彩花(29)が31日に公式サイトを更新し、事務所退所と独立することを発表した。
まずは事務所「YU−Mエンターテインメント株式会社」が「和田彩花に関するお知らせ」と題した文章をアップ。「弊社所属の和田彩花ですが本日7月31日をもちまして専属マネージメント契約を終了、退所する事となりました」と伝え、「これまでの沢山のご支援、ご声援、心より感謝を申し上げます。今後の活動につきまして、弊社も応援してまいりたいと存じますので、ファンの皆様、関係各位におかれましては、引き続き和田彩花へのご支援を賜りますようお願い申し上げます」と記した。
本人のコメントも掲載。「7月31日をもって、YU−Mエンターテインメントを退所します。また、8月からは独立する形で仕事を継続していく運びになりました」と独立することを公表。「『アイドル』という肩書きを持ち続けながら、『アイドル』の在り方の幅を広げていく活動は、ここでなければ、山田さんとでなければできなかったと思います」と携わったスタッフの名前を挙げて感謝した。
退所と独立に至った経緯については「『アイドル』の幅を拡張しながら気づいた状況であり私の実情は、一般的に想定される『アイドル』または『エンタメ』の枠組みから外れていました。気づいたときには、多くのもの・ことを制作する楽しさとこだわりが自分にできることとなり、特に音楽、詞の表現をもっと追求したいと思いはじめるようになりました。さらにアイドル、表現者、人間としての理想に近づくためには、エンターテインメントの世界がまだまだ近い自分のパブリックイメージ、置かれている環境、当然ながらそれに伴う契約内容含めて、変化・変更を加えていかなければいけないと思うようになり始めました」と説明した。
続けて「5年後・10年後になりたい姿を考えたとき、より自分の価値観を大切にした働き方、人間像であるために、今このタイミングで独立しようと思いました」と決意。8月以降については「個人事務所の立ち上げや、他事務所への移籍は考えておらず、完全に独立した形で仕事を続けていきます」とし、「アイドル業界の働き方や労働環境には、まだまだ改善する余地があります。のちに続くアイドルのみなさんの多様な働き方を可能にし、未来の選択肢を増やせるよう、私にできることを引き続きやっていきます」と意気込んだ。
和田は2004年に「ハロー!プロジェクト」に加入。09年、スマイレージ結成とともにメンバーに。リーダーを務めた。14年、アンジュルムに改名し引き続きリーダーに。16年、ハロプロ全体のリーダーも兼任。19年6月に卒業した。
【事務所報告】
弊社所属の和田彩花ですが本日7月31日をもちまして専属マネージメント契約を終了、退所する事となりました。これまでの沢山のご支援、ご声援、心より感謝を申し上げます。
今後の活動につきまして、弊社も応援してまいりたいと存じますので、ファンの皆様、関係各位におかれましては、引き続き和田彩花へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2024年7月31日
YU−Mエンターテインメント株式会社
【本人報告】
本格的な暑さが続くこの頃、みなさまいかがお過ごしですか?今回は、ご報告したいことがありこのような形でメッセージを書いています。7月31日をもって、YU−Mエンターテインメントを退所します。また、8月からは独立する形で仕事を継続していく運びになりました。
ハロー!プロジェクトを卒業し、1人で活動するときには、デビュー当時にお世話になった山田さんのところで働きたいと思い続けてYU−Mエンターテインメントに入りました。私が達成したい信念に寄り添う形で、並走してくれた山田さんをはじめ、YU−Mエンターテインメントのスタッフのみなさんには感謝の気持ちでいっぱいです。私らしく働かせてくれて、味方でいてくれてありがとうございました。そして、YU−Mエンターテインメント所属のタレント、アイドルのみなさんへ。突然、やってきた私に楽しく、優しく接してくれてとても嬉しかったです。短い時間でしたが、ありがとうございました。
「アイドル」という肩書きを持ち続けながら、「アイドル」の在り方の幅を広げていく活動は、ここでなければ、山田さんとでなければできなかったと思います。しかし、「アイドル」の幅を拡張しながら気づいた状況であり私の実情は、一般的に想定される「アイドル」または「エンタメ」の枠組みから外れていました。気づいたときには、多くのもの・ことを制作する楽しさとこだわりが自分にできることとなり、特に音楽、詞の表現をもっと追求したいと思いはじめるようになりました。
さらにアイドル、表現者、人間としての理想に近づくためには、エンターテインメントの世界がまだまだ近い自分のパブリックイメージ、置かれている環境、当然ながらそれに伴う契約内容含めて、変化・変更を加えていかなければいけないと思うようになり始めました。
とはいっても、社長とタレントという立場を超えて友達でもあり、良きビジネスパートナーでもあり、ときどき兄弟のようでもあった?山田さんとの仕事の時間が大好きだったので、ここを離れることも同じくらい悩みました。ですが、5年後・10年後になりたい姿を考えたとき、より自分の価値観を大切にした働き方、人間像であるために、今このタイミングで独立しようと思いました。個人事務所の立ち上げや、他事務所への移籍は考えておらず、完全に独立した形で仕事を続けていきます。アイドル業界の働き方や労働環境には、まだまだ改善する余地があります。のちに続くアイドルのみなさんの多様な働き方を可能にし、未来の選択肢を増やせるよう、私にできることを引き続きやっていきます。
まだまだ未熟な私ではありますが、周りの方に支えてもらいながら、今後も我が道を突き進み、人生を謳歌します。長くなりましたが、読んでくださりありがとうございました。それでは、熱中症等にお気をつけながら、楽しい夏をお過ごしくださいね。
2024年7月31日 和田彩花