ノンフィクション「聖の青春」などで知られる作家の大崎善生(おおさき・よしお)さんが3日、東京都武蔵野市の自宅で死去した。66歳。札幌市出身。
警視庁が確認した。
大学卒業後、雑誌「将棋マガジン」の編集者として日本将棋連盟に勤める。「将棋世界」編集長だった2000年、早世した天才棋士、村山聖さんの生涯を描いた「聖の青春」で作家デビュー。同作は新潮学芸賞を受賞し、映画化、漫画化された。
「将棋の子」で講談社ノンフィクション賞、小説「パイロットフィッシュ」で吉川英治文学新人賞。他の著書に「アジアンタムブルー」「ロストデイズ」など。
2年前に咽頭がんを患い、闘病中だった。