体操男子団体 28年ぶり金メダルつかんだアテネ五輪で3つの新事実 米田さん、冨田さんが明かした

 アテネ五輪体操団体の金メダリスト米田功さん(46)、冨田洋之さん(43)が22日放送の日本テレビ「パリ五輪開幕直前!さんま櫻井上田驚きの新事実!五輪名場面 最強金メダルアワード」(後9・00)に出演。28年ぶりの金メダルを獲得した裏にあった3つの新事実を明かした。

 2004年に行われたアテネ五輪で体操団体は28年ぶりに金メダルを獲得。当時はアップなしのノーアップが採用される前代未聞のルールで行われ、冨田さんは「器具の感触を事前に確認できない。ウオーミングアップで何をして、何を確認して本番に入るのが基本的なルーティン。選手としては非常にリスクのあるルール」と振り返った。

 このルールが影響したのか、4種目を終えてトップだったルーマニアが平行棒でミスを連発。日本は特に大きなミスはなかった。その理由について、米田さんは「(国内合宿で)アテネで使う器具を全部入れてくれた。本番の器具で練習できたのは凄く大きい。器具の感覚はつかめた」と説明した。

 だが、最後の鉄棒でアクシデントがあった。米田さんは「テレビで言うの初めてなんですけど、実際に公式練習で演技をする時に、鉄棒だけが気になってて。ピカピカで滑ってしまう。紙ヤスリで磨こうとしていた」と明かした。しかし、大会スタッフからは「磨いてはダメ」と鉄棒を紙ヤスリで磨くことを禁止されていたことが新事実1つ目だった。

 さらに鉄棒では演技中に「キュッ」という音が響いていた。この音についてが新事実2つ目。米田さんは「演技以外に音が気になってしまって」と振り返り「革の装具を手につけるんですけど、間に粉(滑り止め)がついてないので、こすれた音が“キュッキュ”音が鳴ってしまって。そこには炭酸マグネシウムがないっていうサイン。滑って飛んでいくかもしれないっていう怖さもある」と落下の恐怖とも戦っていたという。

 最後の演技者を務めた冨田さんは、米田さんの演技中に音が鳴っていたことを聞いていたため、ある対策を行った。これが新事実3つ目で「初めて話すんですけど、プロテクターに炭酸マグネシウムを少し多めに塗って演技をしましたね」と明かした。この数グラムの調整が功を奏し、28年ぶりの金メダルをつかんだ。

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