宮城県気仙沼市で地元番組のロケ中に、相方・富澤たけしらと被災した。「今年も、この日に宮城県気仙沼市に来る事が出来ました。震災当日も気仙沼にいたわけだから、この日は14年連続気仙沼にいるって事か」。今年も追悼のため、気仙沼を訪れたことを報告した。
番組スタッフの判断で高台に移動したという。「それまで我々がいた場所には、6メートルを超える大津波が襲いました」と回想。「こうして、13年前の事を書いてると色々と思い出してくる。今、自分が生きているから思い出す事が出来る。もしかしたら、逃げ遅れたり逃げる場所を間違えてたら…。そんな事を、この日は必ず思う」と、人生の教訓として胸に刻んでいることを明かした。
復興状況も記した。「沢山の方々のご協力や想いにより復興、復活しております。勿論、場所にもよりますが」。被災者や犠牲者、行方不明者にも思いを寄せ、「ご家族やご友人を亡くされたご遺族、そして未だ行方不明になっている2500人以上の方々のご家族やご友人にとって、13年前の気持ちと変わらないと思う。前を向く事も大事だけど、振り返って待つ事もしないとね。ゆっくりと」と、問いかけるようにつづった。
市内では、思わぬ人と出くわしたという。「先程、気仙沼のコンビニの前で糸井重里さんとお会いしました!糸井さん、毎年気仙沼に来てくださって…本当に有難いです」。コピーライター糸井重里氏との対面を報告。「『また、地元で会いましたね!』って言われました。『こういう地元の形があっても良いよねー!』ってお話ししてくださいました。本当に、そうですね!毎年3月11日に同じ場所でお会いする。。もう、地元ですね」と感謝した。
時とともに、徐々に風化されてしまう東日本大震災の被害。伊達は「最近思う事。もっと、福島の沿岸部の現状を知らせて欲しいです。NHKの番組では色々とやってますが、原発の廃炉に向けての作業がなかなか進んでない事や、このままだとあと30年か40年かかるとか。。そうなると、震災を知らない次の世代の人達がその作業をしなければならないって事」と、次の世代への負の遺産を懸念した。
サンドらが呼びかけている「東北魂義援金」が集まり、「今回、これまでにご協力頂きました東北魂義援金で、2台目となるトイレトレーラーを福島県に寄贈する事になりました。まだ、実際に寄贈するまでには時間がかかりますが。。」と明かした。「大切に、正確に大事に使わせて頂いております。心より感謝しております」と、募金への感謝を記した。