政治アナリストの伊藤惇夫氏が13日、TBS「ひるおび!」(月〜金曜前10・25)に出演。。岸田文雄首相(自民党総裁)が同日午前の党臨時総務会で、茂木敏充幹事長(67)を続投させ、選対委員長に茂木派の小渕優子組織運動本部長(49)を起用する党四役人事を正式に決め、午後に第2次岸田再改造内閣が発足させ、過去最多に並ぶ5人の女性閣僚を登用することに言及した。
人事を機に政権浮揚を狙う岸田首相は、政権の骨格と言われる茂木氏、麻生太郎副総裁(82)、最大派閥安倍派「5人組」の松野博一官房長官(61)の人事を維持。党四役に、5人組の萩生田光一政調会長(60)を再任し、総務会長に森山裕選対委員長(78)を横滑りさせた。四役以外では高木毅国対委員長(67)、梶山弘志幹事長代行(67)の要職を続投とした。
新四役共同記者会見で小渕氏は、過去に閣僚を辞任するきっかけとなった関連政治団体の政治資金規正法違反事件に関し、これまで説明不足が指摘されてきたが、地元への説明を重ねたとした上で「私自身の不徳の致すところ。忘れることのない傷だ」と述べた。
伊藤氏は「改造すると、普通であれば、マイナス要素がなければ(内閣支持率は)少しは上がりますから、それが持続するかどうか」と見解を述べた。