俳優、伊勢谷友介(47)が13日夜、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われた出演映画「ペナルティループ」(荒木伸二監督、22日公開)の記者会見に出席した。
同作は時間が戻るタイムループサスペンスで、伊勢谷は主演俳優、若葉竜也(34)演じる青年の復讐(ふくしゅう)で繰り返し殺される男を熱演。伊勢谷は自身の役柄を通じて「10回殺されるという仕組みに、ただただほだされて演じましたが、ルールに飲み込まれて生きることが常態化している多くの日本人を体現していると思う」と指摘し、「どうやって生きるかという問いになってほしい」と希望していた。
一方、若葉は「子供が虫を殺したり、人間が本来持っている残虐性があぶり出されるように注力しました」と演技を振り返り、荒木監督はタイムループ関連の作品で「『恋はデジャ・ブ』『オール・ユー・ニード・イズ・キル』『ミッション:8ミニッツ』を、何分に何が起こるかなどを分析して、今回はそこにはないものを作った」と徹底研究したことを明かした。