人気小説「十二国記」の原画150点超…宮城・石ノ森萬画館

 1200万部以上を誇る人気ファンタジー小説「十二国記」シリーズの装画や挿絵などを手がける山田章博さんの原画展が、宮城県石巻市の石ノ森萬画館で開かれている。

 同シリーズは小野不由美さんが作者で、1991年から始まり、10作15冊が刊行されている(完全版)。現世と異世界<十二国>を舞台に、「王」とそれを支える「麒麟きりん」らによる国の存亡を懸けた争い、人間ドラマを描いた壮大な物語だ。2019年には18年ぶりの新作長編が話題をさらった。

 原画展では150点以上を展示。衣装の模様や武器の装飾、登場人物の髪の毛1本1本まで精緻せいちを極め、世界観を演出する美しさはまるで、絵画のよう。貴重なラフ画などもある。また、同館ゆかりのものとして、山田さんが手がけた「仮面ライダー鎧武/ガイム」の怪物のデザイン画も展示されている。

 刊行開始時から愛読している大崎市古川、女性会社員(44)は「服や背景など、細かくて想像力がすごい。美しい絵が物語をさらに深めてくれた」と話していた。

 4月9日まで。火曜休館。

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