『WBA世界バンタム級タイトルマッチ』が24日、東京・両国国技館で行われ、王者の井上拓真が、ジェルウィン・アンカハスにTKO勝利を収めた。井上は、初防衛戦に成功した。
試合後の会見で、井上選手は「やっぱり、過去イチの強敵ということもありますし、初のメインイベンターとして、すごくいい内容で、いい結果で終われたのでホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。
続けて「自分自身も試合内容で山場も作りたいと思いますし、見ているお客さんがおーって思うような試合をしていきたいというのもありますし、偉大な兄がいる、兄と比べられる兄弟である以上は、そこで自分も盛り上げられる試合をしたいっていう気持ちが強かったので、今回は強豪相手に(前回とは内容を)変えることができてよかったです」と言葉に力を込めた。
兄・尚弥からの試合前のアドバイスについても触れ「いつもなんですが、とりあえず集中、まず自分の距離を作れと。基本的なことですけど、アドバイスは毎回もらっています」と声を弾ませていた。