芸能界大手のジャニーズ事務所は7日、創業者の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題に対する今後の対応を説明するため東京都内で初の記者会見を開き、5日付で藤島ジュリー景子社長(57)の引責辞任と所属タレントの東山紀之(56)が新社長に就任したことを発表した。
井ノ原快彦(47)は、ジャニーズJr.の育成やプロデュースを手がける関連会社「ジャニーズアイランド」の社長として会見に出席した。昨年9月にタレント兼任で同社社長に就任。東西約200人の若手ホープたちと個別に面談するなどして大切に育てており、名参謀として東山政権を支えていく。
今後のタレントとの向き合い方について「僕は性加害はしないが、権力を持つことはありうる。だから最初から気を付けている。オーディションは僕の好みではなく、みんなで見て、親御さんとも不安にならないように話し合いをしていきたい」と語った。
温厚な兄貴的存在であるが、ジャニー前社長による性加害については「東山さんと同じ気持ち。なぜしっかり落とし前を付けてくれなかったのかという思いはある」と怒りをにじませる場面も。そして「考えれば考えるほど難しくて複雑。会食しても軽く話せる話題ではない。(タレントは)皆さんショックを受けているし、どうやったらこれをエンタメでポジティブに思ってもらえるかを考えている未成年の子もいる。希望の光は消したくない。事務所全体で向き合わないといけない」と強調した。
なお、一部で報じられた新副社長兼任については否定した。