中村歌之助が手塚治虫作品初の歌舞伎化「新選組」で主演 「怖さもあるけどありがたい気持ちが強い」

中村歌之助が手塚治虫作品初の歌舞伎化「新選組」で主演 「怖さもあるけどありがたい気持ちが強い」

「八月納涼歌舞伎」の取材会に出席した左から中村福之助、中村歌之助=東京・銀座

(サンケイスポーツ)

歌舞伎俳優、中村芝翫(56)と女優、三田寛子(56)の三男、中村歌之助(20)と次男の中村福之助(24)が19日、東京・銀座の歌舞伎座の稽古場で行われた「八月納涼歌舞伎」(8月5〜30日、同所)の取材会に出席した。

漫画家、手塚治虫さん原作の「新選組」が手塚作品として初めて歌舞伎化。主人公の少年、深草丘十郎役で歌舞伎座の主演をハタチで務める歌之助は、「怖さもあるけどありがたい気持ちが強い。全身全霊でこのひと月、務めます」と背筋を伸ばした。芝翫から「期待しているよって言われました。意外でした。うれしい気持ちとプレッシャーを感じた」と照れた。

深草の親友、鎌切大作役を演じる福之助は、「兄(橋之助)はそっけなかったのが、ポスターができあがってきてすごいなって。母からは初日が開いてからだから気を抜かないように、と。無事に千秋楽まで走れれば」と力を込めた。

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