中村屋一門「春暁特別公演」 全国12カ所で開催

中村屋一門「春暁特別公演」 全国12カ所で開催

「全国のお客さまとの出会いが楽しみ」という中村七之助(桐原正道撮影)

(産経新聞)

平成17年から続く中村勘九郎、中村七之助ら中村屋一門による全国巡業公演が3月6日から全国12カ所で開催される。18年目となる今回は「春暁特別公演」と銘打ち、トークコーナーのほか、「元禄花見踊」「仲蔵狂乱」「相生獅子」が上演される。七之助が思いを語った。

昨年、巡業先が47都道府県に達し、全国を制覇した。しかし、トークコーナーで「歌舞伎を初めて見る人」を聞くと、多いところでは8割ぐらいが挙手するという。

「長年やっていてもまだまだ。だからこそ毎年、巡業をやる意味がある。これを機に歌舞伎を好きになってもらい、身近に感じてもらえれば」と意気込む。

そのための工夫も。演目はいずれも舞踊で、歌舞伎の知識がなくても楽しめる。「初めて歌舞伎に触れるとき、舞踊が一番なじみやすい」のが理由だ。

今回、上演される門弟一同による「元禄花見踊」は「華やかで衣装も派手で、ワクワクするような舞踊」と紹介。勘九郎が出演する「仲蔵狂乱」は昭和35年の歌舞伎座での上演以来で、「僕も見たことがないのですごく楽しみ」と胸を弾ませる。

自身が出演する「相生獅子」については、「格式高いお姫さま踊りをお見せした後、お姫さまの格好のまま毛を振るという珍しい形の派手バージョンにした」という。「今回、歌舞伎の舞踊の醍醐味(だいごみ)を楽しめる演目立てになっているので、初めての方にとっても見やすいと思う」

問い合わせは、サンライズプロモーション東京(0570・00・3337)。(水沼啓子)

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