【前編】では、ソロ活動として初のドラマ主演についての心境や、自身のSNSとの付き合い方についての話を。
【動画】中島健人、志田未来と16年ぶりの再会
法廷闘争の妄想シーンは必見
――これまで撮影されてきた中で、とくに印象的だったシーンは?
「第1話に、実際よりも派手に描かれるドラマの裁判シーンよりも、さらに100倍くらい派手な法廷闘争を妄想するシーンがあって。ビームを出す時は、テレ東さんで放送のアニメ『遊☆戯☆王』が好きだった僕は“青眼の白龍”をイメージして、手から“滅びのバーストストリーム”(青眼の白龍の必殺技)を放っています。楽しくて本気でやりすぎたら声が枯れちゃって(笑)。それくらい気合いが入っていて、面白いシーンになっていると思います!」
――ビーム楽しみにしています。毎回、ゲストの方々も豪華ですよね。
「今回は、僕にとって“メモリアルメンツ”が勢ぞろいなんです。まず、保田弁護士とバディを組むパラリーガル役の(白石)聖ちゃんは7年ぶりの共演で、ゲストの方々も野村周平くんは5年ぶり、平祐奈ちゃんは7年ぶり…と、みんなどこかで共演しているんです。
第1話ゲストの志田未来ちゃんは共演したことがなかったんですが、16年前の堀越高校の説明見学会で会ったことがあって。当時中学3年生だった僕は、俳優として尊敬する未来ちゃんを見て、“『14才の母』だ!”とか“『探偵学園Q』の人だ!”とか思っていました (笑)。未来ちゃんも僕のことを認知してくれていて、今回、『16年ぶりの再会だね』と言ってくれてうれしかったです。 僕にとって“また新たな青春が、ここから始まるんだな”と感じさせてくれるキャスティングなので、メモリアルな夏を感じています。見てくださる方は僕の思い出のアルバムをめくっているような感覚になっていただけたらいいなと思います」――保田弁護士は「しょせん他人事」をモットーにネットトラブルを解決していきますが、中島さんご自身の仕事に対するモットーは?
「“思い立ったが吉日”です。“まだいっか”と1ヶ月後、1年先になって後悔するよりも、今やって成功する、失敗しても次の成功に繋げた方がいい。人生1回しかないから、後悔のない日常を過ごしていきたいと思っています。今、毎日がすごく楽しいです」
――今、中島さんからファンの方に伝えたいメッセージは?
「みなさんのポジティブな言葉は、僕の中で栄養になり、元気になっているので、その恩返しができたらいいなと思っています。4月から新しい環境に身を置いて、今までになかったことをやっているので驚いている方もいらっしゃるかもしれませんが、常に新しいことにチャレンジしたいし、その先にある新境地にU:nity(ユニティー/※中島のファンネーム)のみなさんと一緒に飛び込んでいけたら。俳優としては、ソロになって一発目のこのドラマと “夏を走り抜けて楽しんでいこうよ”とメッセージを送りたいです。僕は、みなさんのSNSの元気な言葉を吸収しているし、みんなで一致団結してより大きなものにできたらいいなと思うので、“いい夏にしようぜ!”と伝えたいですね」
ドラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」 (毎週金曜夜8時)第2話は?
第2話
誹謗中傷で提訴したこずえ(志田未来)は、犯人からの謝罪と和解金を勝ち取ったが早々に支払いが滞る。保田(中島健人)は犯人に“お仕置き”をするため驚きの行動に出る▼灯(白石聖)が大ファンの兄妹デュオ・ヌーヌーのリオ(野村周平)が事務所に現れる。拡散されたイジメ動画をきっかけに大炎上。妹リホ(平祐奈)は心労で過呼吸に。事実無根だと訴えるリオは犯人全員を吊るし上げたいと語気を荒げるが…。
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【プロフィール】
中島健人(なかじま・けんと)
1994年3月13日生まれ。東京都出身。俳優としては、ドラマ「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」、「未満警察 ミッドナイトランナー」(ともに日本テレビ系) 、「彼女はキレイだった」 、「リビングの松永さん」(ともにカンテレ/フジテレビ系)、映画「桜のような僕の恋人」(2022年)、「おまえの罪を自白しろ」(2023年公開)などの主演作をはじめ出演作多数。アーティストとしては、キタニタツヤとのユニット GEMNとして、アニメ「【推しの子】」2期OP主題歌「ファタール」などを手掛ける。
Instagram:@kento.nakajima_313
(取材・文/nakamura omame)