女優上白石萌音(25)、屋比久知奈(28)、井上芳雄(43)が10日、ミュージカル「ジェーン・エア」(11日から)取材会を東京・池袋の東京芸術劇場で行った。
1800年代の英国を舞台に運命の愛を描く。ダブルキャストでヒロインを演じる上白石と屋比久は、一緒に取り組んできたけいこを振り返り、互いをリスペクトした。
上白石は屋比久について「アスリート気質なところがすてき。笑みを絶やさず、ストイックにガシガシしおのれを磨き上げていく姿を横で見ていて、刺激をもらった。大好きな人。生涯の宝だと思っています」。屋比久は上白石について「萌音という人間は、常に地に足がついていて、周りを穏やかに、安心させる空気感がある。包容力があるので刺激をもらって頑張ることができた」とした。
さらに上白石は、屋比久のアスリート体質について「めっちゃ早いよね、帰り支度。そのまま来て、そのまま帰る。けいこ場でも走っていて、試合でもやるみたいな」と大笑い。屋比久は、上白石と似ているところについて「背格好がそっくり。衣装を着たら周りも分からないことがある」。上白石も「後から写真を撮ったら、私も分からなかった」と笑顔で話した。
そんな2人をけいこで見てきた井上は、「ミュージカル史上いちばん仲がいいダブルキャスト」と絶賛。「だいたいはみんな仲がいいと言いながら1回くらいは取っ組み合いをするものだが」とおどけながら「2人は共鳴し合っている感じがして、僕が入る隙がない。キャスティングした人の目の付け所の確かさと、二人の人としての力だと思う」と話していた。