三遊亭とむ、来年7月に真打昇進 高座名は春風亭小朝命名の錦笑亭満堂に 24年1月に武道館で真打昇進興行

三遊亭とむ、来年7月に真打昇進 高座名は春風亭小朝命名の錦笑亭満堂に 24年1月に武道館で真打昇進興行

『真打昇進記者会見』を開いた(左から)三遊亭とむ、三遊亭好楽 (C)ORICON NewS inc.

(ORICON NEWS)

 落語家の三遊亭とむ(38)が6日、都内で師匠の三遊亭好楽(76)と共に『真打昇進記者会見』を開いた。

 末高斗夢として、1999年2月に芸人デビュー。2000年には、講談社のMr.ヤングマガジンでグランプリを獲得するなど人気を集めた。その後、11年8月に好楽に弟子入りし、落語家に転身。同9月に「三遊亭こうもり」として高座デビューを果たした。13年には『R-1ぐらんぷり』(現:『R-1グランプリ』)の決勝にも進出した。14年に、二ツ目に昇進し、「三遊亭とむ」に改名した。

 好楽は「彼が、うちに来たのは11年前。その前に10年、ピン芸人をやっていて、21年の芸歴。その前に真打をやっていい状態だった。当人に欲もあったでしょうけど、そういう話は一切にしなかった。気がついたら、こんな長い歴史の芸人になったのがわかったので、急いで真打に昇進させるようにしました」と笑わせた。「誰にでも好かれる人柄。上方の方に行っても番組を持ったり、うちのお客さま方にも声をかけていただける。この子がスターになるのが私の夢」と人柄を語っていた。

 とむは「来年の7月より真打に昇進させていただくことになりました。完全に、この空気に飲まれていますけど、一生懸命、精進していきたい」と誓った。真打昇進にあたり、改名することになり、異例となる好楽以外の師匠が命名したことが明かされた。

 とむにも極秘にされた、その高座名は「錦笑亭満堂」。好楽は命名者が春風亭小朝と明かし「凝り性な方でして、1ヶ月半もかかって考えてくれた。1番、おめでたいいい名前」と笑顔で語る。縁起のいい言葉を並べ、姓名判断が行われたとも明かした。

 小朝のコメントも読み上げられ「もし弟子が来れば、錦笑亭という新しい一門ができる。弟子が来なくても、いつか、この名前を継ぎたい人が出てくるはず」とした。とむを好楽一門へ導いたのも小朝だった。好楽は「最初の名前は『えっ?』という言葉が出る。考えてみますと、最初の名前は『えっ?』で当たり前。これが慣れてくると『満堂師匠』となる。この名前が、とっても気に入っております。師匠が言うだから間違いないよ」とにっこり。思わぬ高座名となった、とむは「人生のパニックの集大成」と苦笑いしたが「ありがとうございます。この名に恥じぬように頑張ります。錦笑亭満堂でございます」と宣言していた。

 来年7月に両国から真打昇進披露興行をスタートさせる。その後、24年1月21日には日本武道館で『真打昇進披露興行』を開催することも発表された。フライング落語など、新たな落語の形態を披露する。とむは「スーパー落語みたいなことや武道館とか、なるべく人がやらないことを、どんどんやっていきたい。この名に恥じぬよう、一生懸命、古典落語も精進してやっていきたい」と張り切り、「まずは日本武道館で真打昇進披露興行を師匠と一緒にやる。どのような形で並んでいただくのか、また奇想天外な形でできたら。逆に師匠を驚かせるような真打昇進披露興行をしていきたい」と力を込めていた。

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