脚本家の三谷幸喜氏（６０）が２日、ＴＢＳ系「新・情報７ｄａｙｓニュースキャスター」に総合司会として初登場した。
同番組は長らくビートたけしが安住紳一郎アナとコンビを組んでいたが、たけしが先月いっぱいで卒業。後任に三谷氏が抜擢された。
三谷氏は冒頭から安住アナのセリフを〝横取り〟するなど、らしさ全開。安住アナから「前半飛ばすと息切れしますよ」と突っ込まれ「いろんな人から言われます」と苦笑いを浮かべた。
最初の話題は米アカデミー賞で起きた俳優ウィル・スミスの〝平手打ち事件〟。プレゼンターのクリス・ロックに妻の容姿をイジられたウィルが激高し、壇上でクリスを殴打した。
これに三谷氏は「暴力はいけないことですが、アカデミー賞はテレビショーなんで、盛り上げたいって気持ちはある」と見解。続けて「僕だったら、ステージに上がって（クリスを）殴るかと思いきや、素通りする」と対処法を語った。
アカデミー賞では濱口竜介監督の映画「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞。同じ〝映画人〟の三谷氏は「面白かった」と賛辞。ただ、安住アナから「アカデミー賞を取りたいと思ったことは？」と聞かれると「僕自身はコメディを作ってて、日本の方が質が高いと思っている。見ている人も。アメリカのコメディって最近面白くないでしょ！？」と〝三谷流〟で返した。
生放送ならではサプライズもあった。三谷氏は「ドライブ・マイ・カー」を観て、出演女優の三浦透子（２５）にひと目ボレ。自身が脚本を務めるＮＨＫ大河ドラマ「鎌倉殿の１３人」にキャスティングしたことを明かし「明日の『鎌倉殿』に出ます」と告知した。
これには安住アナも「ＴＢＳでＮＨＫの宣伝をしないでいただけますか」とクギを刺すしかなかった。
