三谷幸喜氏「暗殺っていう手段というのは、どれほどばかげたことなのか」…安倍晋三氏死去について触れ追悼

 脚本家の三谷幸喜氏がTBS系「情報7daysニュースキャスター」(土曜)に出演し、前日に死去した安倍晋三元首相について触れた。

 三谷氏は「背景とかよくわからないので、何とも言えないですけど、一般論で言うと、ディズレーリという(19世紀の)イギリスの政治家が言っていた言葉で『暗殺で歴史は絶対に変わらない』というのがあって。それが日本に当てはまるかわからないんだけど、一つ、真理だなと思う」と話した。

 そして「僕が歴史のドラマを書いていていつも思うのは、『歴史っていうのは、1人の人間の思いで動くものじゃなくて、みんなのいろんな思惑があったりとか。歴史そのもののうねり、みたいなものがあって動いていくわけだから、ひとりの人をあやめたことで何が変わるかっていうと、何も変わらないことの方が多いと思うんですよね。そう思うと、暗殺っていう手段というのは、どれほどばかげたことなのかと改めて感じますよね」と口にしていた。

 ディズレーリは1865年5月に下院で行われた、ワシントンで4月14日に暗殺されたリンカーン米大統領への追悼演説で「暗殺が世界の歴史を変えることは決してなかった」と述べた。ディズレーリは、その後1868年から2度、首相を務めている。

 三谷氏は19年8月、自身が脚本・監督を務めた映画「記憶にございません!」の試写に訪れた安倍氏と懇談していた。

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