脚本家の三谷幸喜氏が17日、司会を務めるTBS系「新・情報7days ニュースキャスター」(土曜・後10時)に生出演。東京・目黒区の自宅マンションで乾燥大麻を所持した疑いで16日未明に大麻取締法違反(所持)の疑いで警視庁薬物銃器対策課に逮捕され、同日午後に大麻取締法違反(所持)の疑いで再逮捕された俳優の永山絢斗(けんと)容疑者について、コメントした。
20年1月、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の発表会見の際、「オファーを受ける俳優さんたちに言いたいです。もし、『俺、ちょっとヤバいかな? スネに傷持ってるか?』と思っている人がいたら、ぜひ断って下さい」と発言して話題を呼んだ三谷氏。
今回、永山は来年のNHK大河「光る君へ」に主人公・紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長の甥・藤原隆家役で出演するはずだったが降板。この件について、三谷氏は「作り手側からすると、迷惑な話だなと思うんですけど、そもそも素朴な疑問で言うと、犯罪を犯した人が出演していた作品自体には罪がないわけで、そこに何か例えば上映できなくなるとか、放映できなくなるとか言うことが、ちょっと分からない部分もあるんですよね」と発言。
「もちろん、CMはダメだってのが分かるし、テレビは難しいと思うんだけど、映画とかは自分でおカネを払って観に行くわけだからって感じがちょっとするんですけれども」と続けた。
さらに「僕もCM出たことがあるんですけど、出た側に立って考えて見ると、やっぱり自分のCMが流れてる時は迷惑をかけたくないから、当然だけど、何もしないでおこうと。絶対、立ちションはしないぞとか固い決意を…。CMじゃない時も(立ちションは)しませんよ」と続け、「そういう気持ちでいるから、なんでバレること分かっていて、しちゃうんだっていうのを感じますよね」と話した。