三谷幸喜、洒落交えてKANさん追悼 亡くなる1ヶ月前の連絡も明かす

 脚本家の三谷幸喜氏が、18日放送のTBS系『情報7daysニュースキャスター』(後10:00)に出演。シンガーソングライターのKANさんを追悼した。

 三谷氏が手かげた映画『ステキな金縛り』にKANさんが出演を果たすなど、交流があったが、この日の放送で、三谷氏は「割と付き合いがあって、とにかく本当に洒落っ気のある方で、100%ジョークしか言わないような方でした。亡くなる1ヶ月くらい前にメールをいただきまして。パリに行かれて、帰ってきてお土産にチョコレートを買ってきてくださったそうなのですが『お渡しするタイミングがないので、平井堅さんに預けておきます』と…」と回顧。

 続けて「平井さんの家とは割と近くだったので、きのう、平井堅さんに連絡を取ったら、『大変申し訳ないですけど、食べてしまいました』と。どんなチョコレートだったんですかね」と洒落を交えて追悼。「『愛は勝つ』はすばらしいと思うのですが、僕は『よければ一緒に』という曲が大好きで、KANさんのすべて集約されている」とかみしめるように語っていた。

 KANさんは3月18日、公式サイトで「突然ですが、どうにも洒落にならない御報告です。『がん』が見つかりました」と報告。「昨年秋に発症した腹痛が数週間継続したので病院に行き、検査を繰り返すうちにだんだん深刻な雰囲気になり、大きな病院に移って、更に多様な検査の後、組織摘出手術を行い、病理検査の結果、『メッケル憩室癌(がん)』と診断されました」と明かした。11月17日、公式サイトで同月12日に亡くなったことが伝えられた。

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