女優・三浦透子の主演ミュージカル「VIOLET」が7日、東京芸術劇場プレイハウスで開幕する。
1960年代の米国を舞台に、事故で顔に大きな傷があるため、人目を避けて暮らしてきた女性バイオレットを、屋比久知奈とダブルキャストで演じる。「暗さと根っこにある熱さと両方を持つのがヴァイオレットの魅力」と三浦。「彼女が本当に治したかったものは顔の傷なのか、心の傷なのか…ということをずっと反すうしながら稽古を過ごし、いまは心の傷を癒す旅だと私は解釈しています。顔の傷という物理的なものは消せなくても、心の中にあるものなら自分次第で向き合って癒すことができるんだと、私はこの物語に希望を感じました」と語る。
またミュージカルらしく「物語とリンクするようにカントリーミュージックやブルースなどが登場し、アメリカの音楽を堪能できる」という。
大阪公演はシアター・ドラマシティで27〜29日に上演。「本当にエネルギーのあふれる作品。エネルギーを浴びに来ていただけたらうれしいです」と大阪の観客にもアピールした。