2月2日(金)深夜、お笑いコンビ・三四郎の小宮浩信と相田周二がパーソナリティを務めるラジオ番組「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週金曜27時〜)が放送。ゲストとして、お笑いコンビ・レイザーラモンのHGが登場し、占い師の細木数子に激怒された伝説のシーンを振り返る場面があった。
三四郎・小宮浩信(左)と相田周二(右)に細木数子とのエピソードの裏側を語るレイザーラモンHG(中央)
HGのエピソードとして、今でも若い世代の間で語り草となっているのが、細木数子がレギュラー出演していた番組「ズバリ言うわよ!」に出演した際、彼女を激怒させたシーン。その真相に小宮と相田が迫った。
小宮:結構、前ですもんね、これ? 今でも伝説となってますけど。
HG:2005年です。ブレイク真っ只中のとき。これ、経緯ね……本当に忙しかったんで。打ち合わせを3日前ぐらいですかね。ディレクターとやらせていただきまして。
相田:はい。
HG:「ガンガン、キャラでやっちゃってください!」って、本当に10分ぐらいで打ち合わせが終了して。「OK!わかりましたよ〜」で終わって、本番なんですけど。忙しかったんで、飛び込みってやつですね。前の現場が終わって、収録が始まってるなか、飛び込み。
小宮:ああ〜。
HG:芸人が見てもらう流れで。僕が途中から出て行くって感じなんですけども。俺の1個か2個前にパペットマペットが出てて。
小宮:はいはいは。
HG:で、パペットマペットはずっとあのキャラで。あの2人の人形がしゃべるっていうのをやって。「あなた、取りなさい。はずして、自分でしゃべりなさい」っていうので、細木先生がちょっとイライラしてたっていうのがあった。まず。
小宮:ピリピリしてたんですね。
HG:そう。ピリピリしてた。キャラを抜けないヤツがいて……みたいな。俺はそれを知らない。全く。
小宮:そうか、飛び込みなんで。
HG:その前段を知らない状態で飛び込んで。着の身着のまま、この格好で移動して。タクシーを飛び出て、スタジオに入ったら「すぐ出てください!」って言うので、まず出たわけよ。打ち合わせで聞いてますから、「細木さん、OK! 僕の腰振り、どうですか〜?」と。
小宮:「ガンガン行ってください!」ってDがね。
HG:「手相じゃなくて、腰の相を見てくださいよ〜! OK〜!!」って言って。
相田:ははははは(笑)
HG:もう、MAXよ。そうしたらね、細木さんが「やめなさい! 腰を振るのは」って、ちょっと怒ってる感じを出してきて。
相田:めっちゃキレてましたよね。
HG:細木さんもプロですから。「盛り上げるためにやってるんだ」と思って。「そんなことじゃ、腰振りをやめませんよ!OK〜!!」、「腰を振るのをやめなさい!」っていうラリーが永遠に続き出します。でも、「あれ?なんだ、これ?ここから進まないぞ」となるわけですよ。
小宮:次の展開が欲しいですもんね。
HG:そう。で、「やめなさいって言ってるでしょ!」みたいな感じで。「あれ?」ってなったら、細木さんの後ろのスタッフたちがインカムで何か話し出して。バタバタし出したんですよ。
小宮:「ガンガン行ってください!」って言ってたDが。
HG:そう。で、「ガンガン行って下さい!」って言ってたDがカンペで「謝って下さい」って。
相田:ええ〜!?
HG:俺、その時はテレビの右も左もわからない状態ですから。それは言ったら、俺が細木さんに謝れっていうカンペじゃないですか? でも俺は、俺が言う台詞だと思って。「何で占えないんですか!細木さん、謝ってくださいよ〜!」って、やったんですよ。「なんで、私が謝らないといけないの!!」ってなって。さらに激ギレ。
小宮:勘違いしちゃったんだ(笑)
HG:そう、勘違いして。俺も引くに引けない。で、これは結構、美談にされるんですけど。「よく、引かなかった。鉄の魂だ」みたいに言われるんですけど、俺はキャラをやるっていう選択肢しかないんですよ、もう。他の武器はないですから。で、引くに引けないで。それこそ、「腰振りをやめて、座りなさい!」って言われて、M字開脚で座って。「座りませんよ〜!OK〜!!」って。
小宮:はいはいはい。
HG:もう本当に凍り付いて。まあ、カットされてますけど、たぶん30分ぐらい、そのラリーが行われて。くりぃむしちゅーさんがタオルを投げて、「もう、終わり終わり! HG、もうはけろ!」って。
カンペを勘違いし、逆に細木数子に対して「謝ってください」と言ってしまったというHG。その後、収録が終わるまで楽屋で待機し、衣装を脱ぎ、素顔の状態で細木に謝りに行ったところ「あら?可愛い顔をしてるじゃないの」と言われたと語り、「ちょっとだけ雪解けというか」と振り返る。それを聞いた小宮と相田は「良かった」とリアクションしていた。