バルトロメオとの共通点も?
『ONE PIECE(ワンピース)』の主人公、モンキー・D・ルフィはドレスローザでの戦いを経て、ルフィにホレた7人の海賊たちと子分盃を交わし、5600人を超える海賊たちを傘下につけました。そのなかでも「バルトロメオ」はルフィに憧れて海賊になったキャラであり、ルフィのことを「ルフィ先輩」と呼び慕っている人物です。そして『ONE PIECE』1107話の最新展開にて、このバルトロメオによく似た境遇の海賊がいることが明らかになりました。
※本記事では『ONE PIECE』のコミックス未掲載の内容を含みます。ご注意ください。
そもそもバルトロメオは、海賊王が処刑されたローグタウンでのルフィの「公開処刑」を目撃し、死を目前にしても「おれは?? 海賊王になる男だ??」と叫ぶ姿に衝撃を受けたようです。ちなみにルフィは、処刑の瞬間に雷が落ちたことで奇跡的に助かりました。また、「マリンフォード頂上戦争」で躍動するルフィに感銘を受けて、バルトロメオは海へ出ることを決意したといいます。
一方で、カリブーも「ある海賊」に憧れて海に出ることを決めていました。
その人物とは「黒ひげ」ことマーシャル・D・ティーチです。1107話ではカリブーが「あのお方に憧れておれァ海へ出たんだよォ!!!」と話しており、おそらく彼は、「マリンフォード頂上戦争」での黒ひげのパフォーマンスを見て黒ひげに憧れたと考えられています。
バルトロメオのように、憧れた理由などは明確に描かれていませんが、黒ひげは世界に中継されていた「頂上戦争」で白ひげから「グラグラの実」の能力を奪うなど、かなりのパフォーマンスを見せていたため、バルトロメオ同様、頂上戦争で活躍する黒ひげの姿を見て憧れたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
これを受けて、ルフィに憧れて子分になったバルトロメオと、黒ひげに憧れて子分にしてもらいたいカリブーとの対比が読者の間で話題になっています。
まず、彼らが使う技を見てみると、バルトロメオの「バリバリの銃」は明らかにルフィの「ゴムゴムの銃」をオマージュしていることが分かります。一方のカリブーも「ヌマヌマの実」の能力者で、沼に引きずり込む能力を使い、黒ひげの「ヤミヤミの実」の能力で闇に引きずり込む力とかなり似ていました。
さらに、バルトロメオとカリブーの性格も憧れたふたりの海賊に似ています。バルトロメオは海に対する知識もなく、航海士が仲間にいない状態で海に出ています。これはルフィの面白そうだと思えばすぐに行動し、冒険のためなら命の危険もいとわない性格に似ているといえるでしょう。
それに対して、カリブーは黒ひげと同じく、計画をしっかりと立てて行動しているようです。黒ひげは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を手に入れるために綿密に計画を練って行動していました。それと似たように、カリブーもかつて「『財宝の山』と『人魚姫の秘密』を手土産にすりゃ〜おれァあの人に必ずや気に入って貰えるのに」と発言しており、古代兵器「プルトン」や「ポセイドン」の情報を持って、黒ひげの子分にしてもらおうと考えていたようです。
今までの物語を見ても、ルフィと黒ひげの対比と同じように、バルトロメオとカリブーの対比が描かれていたことが分かります。今後の展開で、カリブーはバルトロメオのように黒ひげの子分になることができるのでしょうか。もし麦わらの一味と黒ひげ海賊団が戦うこととなれば、バルトロメオとカリブーの戦闘が描かれる日がくるかもしれません。