この８月、ともに千葉市内で開催されるロックフェス「ロック・イン・ジャパンフェスティバル」と「サマーソニック」の両事務局は１３日、「夏フェスに於けるマスク着用のガイドラインを、ロック・イン・ジャパン、サマーソニックはこう考えます」というメッセージを連名で発表した。
新型コロナの感染者増という現状を踏まえ、声明は「真夏の８月に首都圏で行われる私たち２つのフェスはマスクの着用について共通の指針を出し、参加される方の健康と安全を守りたいと考えています」と記し、「それは基本的に、マスクを外せるところではマスクを外そうというものです。言うまでもなく夏の野外フェスの環境は厳しいです。熱中症のリスクは高まります。その中で常時マスクを着用するのはよりリスクを高めます。国のガイドラインに準じてルールを運用していきます」とつづった。
その上で、「ただ、ふたつのフェスは会場レイアウトも運営環境も違うので、個別のルールを設定します。参加される方はしっかりチェックしてください。マスクを着用することに違和感を覚える方、マスクを着用しないことに違和感を覚える方、その全ての方に納得していただけるルールを作ることは不可能です。またルールは参加される方の守ろうという意思によって支えられるものです。ぜひ皆さんの高いモラルを持った行動をお願いいたします」と呼びかけた。
そして「ただ参加される方も主催者も『音楽を止めない。フェスを止めない。』という思いはひとつです。是非、ご理解ご協力をお願いいたします。熱中症の発症を抑え、コロナ感染のリスクも抑え、無事にフェスを成功させたいと思います。この夏、私たち２つのフェスだけでなく、全ての音楽イベントが安全に開催され、音楽シーンに活気が甦ることを願います」と結んだ。
