【カンヌ共同】フランスで開催されている第75回カンヌ国際映画祭で19日、ウクライナに侵攻したロシア軍に殺害されたリトアニア人のマンタス・クベダラビチュス監督の遺作のドキュメンタリー映画「マリウポリス2」が特別上映された。
映画祭事務局によると、クベダラビチュス監督は2016年に映画「マリウポリス」を製作。撮影した人々と一緒にいるためにウクライナ南東部マリウポリに入った。その後、ロシア軍に捕らえられ殺害された。同行した婚約者ハンナ・ビロブロワさんが映像を持ち帰り、編集したという。
映画は1時間45分。砲撃の音が響く中、教会で暮らす人々の日常を淡々と映す。