■「カッコいいタバコシーンで競え!第6回 スモーキンシアター」
きょんの作品では、きょんが彼女のために禁煙を約束した彼氏を熱演する。
はじめはラブラブだったものの、次第にすれ違いが続くようになっていくふたりが、ある日、きょんが約束を破ってタバコを吸ったことが判明する。恋愛ドラマのようなきょんの作品を見て、リアルなストーリーが良かったと評価した大悟だが、「私は、タバコに目がグッといっちゃうタイプなので…」と劇中でシーンが切り替わった際に出てきたタバコが、別のものに変えられていたと、愛煙家ならではの視点で指摘し、その大悟のコメントに、ノブは「そのほかのライティングとかは完璧でしたね。技術は『silent』(2022年、フジテレビ系)とまったく一緒でしたよ」と補足し、スタジオの笑いを誘っていた。
■「タバコ、吸ってくる」
また、ルシファー吉岡の作品では、結婚式を翌日に控えた娘と親子3人での食事シーンから物語が始まり、翌日の式の話題で盛りあがる妻と娘を尻目に、黙々と食事をする主人公の父に、娘は「まだお父さんからおめでとうって言われてない」と不満をもらすが、父は「タバコ、吸ってくる」と席を立ってしまう。お店の外に喫煙所がなく、車のなかでタバコを吸うことにした父は、娘との思い出を回想しながら、シガーライターでタバコに火をつける。
ひとりきりの空間で父がぼそりと口にした言葉に、スタジオでは安斉と番組進行役の西澤由夏アナウンサーは「うわぁ…」「つらい…」としんみりとなり、西澤アナが「自分の父親と重ねちゃって」とまさかの大号泣し、ノブは「スモーキンシアターで泣いてるやん」と驚きのツッコミを入れていた。
そして、大悟の審査によって「第6回 スモーキンシアター」最優秀作品賞はルシファー吉岡の作品に贈られ、大悟は「今までの全大会のなかでも1位、2位」とし、ノブも「これはカンヌへの第一歩ですから」と称賛を送った。