同ドラマは、3月31日で放送作家、脚本家としての仕事を廃業する鈴木おさむ氏(51)の地上波連続ドラマとしての最後の脚本作品で、主人公が妻の不倫の証拠集めに奔走する物語。大竹玲二氏のマンガ「離婚しない男」(講談社)が原作。新聞社・社会部記者の“サレ夫”岡谷渉役を伊藤淳史、その岡谷の妻・綾香役を篠田、その綾香と不倫している芸能事務所のマネジャー・司馬マサト役を小池徹平が、それぞれコメディーの要素も入れ込んで熱演。しかも見逃し再生数が放送後2日で180万回を超える“テレ朝記録”を樹立するなど大きな話題を呼んでいる。
鈴木氏は“ラスト脚本作品”を「バズらせたい」という強い思いと、昨今の騒動俳優の起用自粛の風潮に一石を投じたい思いから、22年に不倫騒動が報じられ、散婚を経験した篠田を、あえて不倫妻に抜てき。篠田もその期待に応え、初回から濃厚キスやあえぎ声で視聴者を魅了。まさに体当たりの演技を見せた。
この“リアル”な配役には「よくぞ引き受けた」「ハマり役」「キモい…」「リアルすぎて嫌」など賛否さまざな意見が第1話放送直後からネット上を騒がせた。橋本は「篠田さんのスキャンダルは、事実は分からないですけど、ああいう報道が出ちゃうと仕事も減ったでしょうし…。今回、私もドラマを見たんですけど、濡れ場もあるんですけどコメディーに寄せてるから面白い。私も(オファーが)来たらやりたい役なんですね。だから、篠田さんは(鈴木氏に)愛されているなって私は思いました」と自身の考えをしっかりと示した。
遠野も「いいんじゃないですか。うらやましいですよ。役としてイジられるのはいいことだと思うし、そういう役を指名された篠田さんは恵まれていると思いますよ」としみじみと語った。
MCのふかわりょうは「不倫騒動後の不倫妻役は、正直遠慮したいっていうジャッジもある中、あえて受けてステップアップにつながる側面もあると思います」と語ると、遠野も「チャンスは生かさないとダメですよ。絶対もったいない、女優さんとしては」と真剣な表情でうなずいていた。