上海では、巨大なデッドプール像が出迎える会場に熱量の高いファンが集い、サイリウムをもってウェーブをするなど大盛り上がり。トークパートでは、監督の熱い想いや、物語を牽引する2大ヒーローを演じたライアンとヒューが肩を組み、熱い友情を語り合う場面もあった。
ソウルでは、約2000人が集まり、全身デッドプールやウルヴァリンのスーツで本格仮装をするファンの姿も見られた。ライアン、ヒュー、ショーン・レヴィ監督の3人は、レッドカーペットをゆっくり進みながら、たっぷりと40分の時間をかけてハイタッチやサイン、セルフィー撮影などのファンサービスを行った。
その後、ステージ上では、最新作にまつわるQ&Aが行われ、プライベートでも親交が深いライアン・レイノルズとヒュー・ジャックマンの息ぴったりのトークが炸裂。出会ってから17年育んできた“愛”をファンの前で見せつけた。
互いを愛らしいと思った瞬間を問われたヒューは「僕がライアン(デッドプール)に何度も何度も繰り返しパンチを浴びせるシーンの撮影でも、彼は泣きながら“それでも君を愛している”って言うんだよ。そのとき確信したんだ。この愛は本物だって(笑)」と、ライアンからの深い愛を感じたエピソードを披露。
ライアンも「ヒュー(ウルヴァリン)の首を切り落とそうとした翌日の晩、彼は僕と一緒に夕飯を共にしてくれた。その時に確信したね、これは愛だって(笑)」と満面の笑みでコメント。物語の中では度々ぶつかるキャラクターを演じる2人だが、壮絶な撮影の後で、変わらず仲良く過ごしていたことを明かした。
そんな2人を愛らしいと感じた瞬間についてショーン監督は「デッドプールの赤、ウルヴァリンの黄色のスーツを着て、2人が目の前に現れた時、“ああ、僕はこの2人を愛している”って心から思いました。目の前に本当のヒーローが現れたようなものでしたから」と、感動の瞬間を振り返った。
その後もユーモアをたっぷりの3人の愉快な掛け合いが見られ、ライアンが「4歳の娘は僕のことより、彼(ヒュー)のことがずっとずっと好きなんだ。彼女はウルヴァリンに完全に心を奪われている。首ったけなんだ。真夜中に起きてきてさ、“ねえ、ウルヴァリンは来るの?”って僕に聞くんだよ」とかわいらしいエピソードを語ると、ヒューが夜中でも(ウルヴァリンの)爪をつけてライアンファミリーのもとに駆け付けた話も披露。
最後にヒューは「僕たちの演じている役をみなさんが25年もの間、ずっと支持してくれてきた。みなさんが今回の映画も大好きになってくれることを願っています。この映画に参加したすべての人々に対しても僕にとってもこの映画は誇りに思えるものになった。あなたたちもきっと大好きになってくれると思う」。
ライアンは「今回こうして、この映画をお見せすることができて、胸がワクワクしていますよ。この映画を作るのに、約6年間を費やしましたから、いままで僕が関わってきた映画の中でも最も誇りに思える一本です」とそれぞれメッセージを贈り、ショーン監督も改めて感謝を伝えていた。