来年の米大統領選への出馬資格を巡って論議が続くトランプ前大統領の妻メラニア夫人が、トランプ一家が集まったクリスマスパーティーの記念写真に姿がないことが話題になっている。
長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏の婚約者で元FOXニュースのキャスター、キンバリー・ギルフォイルさんが、26日にインスタグラムに投稿した写真に夫人が写っておらず、様々な憶測を呼んでいる。
クリスマスツリーをバックに一家が並ぶ写真には、中央のトランプ氏を囲むように愛娘イヴァンカ・トランプさんと夫のジャレッド・クシュナー夫妻にその子どもたち、トランプ・ジュニア氏とギルフォイルさん、末娘ティファニー・トランプさんと夫のマイケル・ボウロス氏らが写っており、トランプ氏とメラニア夫人の息子バロン氏も父の背後に立っている。一方で写真には、メラニア夫人以外にも次男エリック・トランプ氏や孫数人の姿もなかった。
トランプ一家がフロリダ州パームビーチの高級リゾート、マー・ア・ラゴで集まったクリスマスパーティーを夫人が欠席した理由について、トランプ氏の広報担当者は「家族の事情」だと説明している。しかし、マー・ア・ラゴから滅多に外出しない夫人の姿がないことを不審に思う人は多く、謎の不在にX（旧ツイッター）では病気説やトランプ氏との不仲説など様々な憶測が飛び交っていた。FOXニュースは、病気の母親とクリスマスを過ごした可能性を伝えている。
ニューヨーク・ポスト紙によると、夫人はトランプ氏の大統領復帰に向けてより重要な役割を果たすことが期待されており、2024年は集会や夕食会など公の場に登場して夫を支えることで合意に達したと伝えている。関係者によると、今回は17歳になった息子バロン氏の子育てが一段落したことで、前回よりも大統領夫人となる準備ができていると確信しているという。（ロサンゼルス＝千歳香奈子）
