この日のゲストはムロと、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」。3人ともアラフィフで、遅咲きという共通点がある。ブレーク前について聞かれたムロは、「(俳優で)ご飯を食べられるようになったのは、37歳ですから」と明かした。
サンドの2人は、33歳の時にM−1グランプリを制し、一気に好感度No・1芸人にまで駆け上がった。それでも、伊達みきおは「33歳までバイトしてたよな?」と意外な告白。「30歳までにテレビでネタができなかったら、仙台へ帰ろうと決めました」と、当時の決意を打ち明けた。
一方、ムロは30歳でスパッとバイトをやめたという。「僕は30歳までやってました。で、やめたんです」。それには理由があった。「ユースケ・サンタマリアさんから、“ムロ君はバイトしていたら、食べていけちゃうから、性格で、社交性で。社交性を切りなさい。芸だけに、芝居だけにしなさい”って言われて」。その金言を胸に刻み、退路を断ったという。
その後は借金生活に突入した。「ずっと借金でした。親族とか友人、同級生とかから借りて。借りれるところから借りて」。MCの中居正広から「ハングリー精神を持ちなさいって…」と振られると、ムロは「ということかもしれません」とうなずいていた。
サンド、ムロの苦労話を聞いたところで、中居は「僕ら30の時、大スターだったもんね?」と、平然とした表情で代打MCの「嵐」二宮和也に問いかけた。伊達は「よくできるわ、その話、今」と、ぶぜんとした表情でツッコミを入れ、スタジオに笑いが起きていた。
番組は「ダウンタウン」松本人志(60)の芸能活動休止を受け、「まつもtoなかい」から番組名を変更し、今週から二宮を代打MCに迎えてリニューアルした。先月28日の放送では、中居が1人でMCを担当。二宮は作曲家の秋元康氏とともに、ゲストとして出演していた。