原作派とアニメ派双方のファンが認める作品は？
原作派のファンが認めるアニメ化、さらにアニメ派のファンにも絶賛されている作品としてネット上で多く挙げられているのが『鬼滅の刃』です。TVアニメ化により原作の売上が大きく跳ね上がり、動画配信サービスや商品とのコラボレーションにより認知を広げてきました。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では歴代興行収入1位を獲得し、世界中の幅広い年齢層から支持される作品となっています。
「週刊少年ジャンプ」の作品で見ると、『銀魂』も原作とアニメ双方のファンから評価されています。「アニメの方が良いとすら言えるよね」という意見もあり、「原作を読まずにアニメから入った」という人も多く見られました。実写化や映画化、さらに夕方の時間に放送されていたということも背景として挙げられるでしょう。またキャスト陣の顔ぶれから「声優が豪華すぎた」と考察するファンもいました。
また、『モブサイコ100』のアニメについても「まれに見る良作」と評価されています。キャラ立ちやストーリーの面白さはもちろん、迫力のあるバトルシーンや細やかな心理描写の演出が丁寧に作り込まれていると話題です。
他にも『のだめカンタービレ』や『宝石の国』といった作品が挙げられました。『のだめカンタービレ』はクラシック音楽を舞台にしたラブコメディで、日本にクラシックブームを巻き起こした大人気作品です。「アニメ化も実写化も成功したまれな作品」という意見も多く、2023年秋には初のミュージカル化が決定しています。
フルCGで話題となった『宝石の国』では、宝石をどう表現するのかを追求したことで圧倒的な映像の美しさが実現しました。ネット上では「アニメのキラキラ度がハンパない！ 音楽も良い」「風景とか細かいところまで綺麗すぎる」とアニメを推す声も多いです。また原作についても「絵のタッチや余白の使い方、全てが完璧」と評価が高く、アニメ派と原作派の双方から評価されていることが分かります。
